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冬の雪道、「止まれる前提」で運転していませんか?

2026.2.5

雪国で法人車両や営業車を運用している企業にとって、冬道の安全対策は毎年の課題ではないでしょうか。

営業活動、現場対応、納品、定期訪問。業務車両は「急ぐつもりはなくても、結果的に急いでしまう」場面が多くなりがちです。

  • 次のアポイントに間に合わせたい
  • 雪で時間が押している
  • 渋滞を抜けたあと、少しペースを上げてしまう

こうした日常的な判断の積み重ねが、
冬道では想定外の事故につながることがあります。

このページでは、タイヤメーカーが公開している情報を参考にしながら、雪道での制動距離の考え方と、法人車両・営業車だからこそ意識しておきたい運転のポイントを整理しました。

「ドライバー任せ」にしないための、社内で共有できる基礎知識としてお役立てください。

  1. 乾いた路面の感覚が、そのまま通用しない理由
  2. スタッドレスタイヤ=安心、ではない現実
  3. 営業車で起こりやすい“冬道ならでは”のブレーキミス
  4. 雪国地域の法人車両が注意すべき路面状況
  5. おわりに

乾いた路面の感覚が、そのまま通用しない理由

法人車両の冬季事故で多いのが、「無理な運転をしていたわけではない」というケースです。実はここに、冬道特有の落とし穴があります。タイヤメーカー各社の試験データによると、同じ速度(例:時速40km)で走行していた場合でも、

  • 乾いたアスファルト
  • 雪が踏み固められた圧雪路
  • 完全に凍結した路面

では、ブレーキを踏んでから止まるまでの距離が大きく異なります

乾いた路面であれば問題なく停止できる距離でも、圧雪路では2〜3倍、凍結路面ではそれ以上の距離が必要になるケースもあります。

営業車は、
・走行距離が長い
・同じルートを何度も走る
・「だいたいこのくらいで止まれる」という感覚が身についている

からこそ、その感覚がズレた瞬間に事故が起きやすくなります。

冬道では、「いつも通り走れている」と感じた時ほど注意が必要です。

 

スタッドレスタイヤ=安心、ではない現実

冬になると必ず聞かれるのが、「スタッドレスタイヤを履いているから大丈夫」という言葉です。

もちろん、スタッドレスタイヤは雪道・凍結路面での安全性を大きく高めてくれる存在です。

ただし、メーカー各社が共通して発信しているのは、スタッドレスタイヤにも限界があるという点です。

例えば、

  • 氷の上ではグリップ力に限界がある
  • スピードが出るほど制動距離は急激に伸びる
  • 摩耗したタイヤでは本来の性能を発揮できない
  • 空気圧不足も制動力低下の原因になる

といった条件が重なると、
「履いているのに止まれない」状況が起こります。

法人車両の場合、

  • タイヤ点検が後回しになりやすい
  • 複数人が同じ車を使う
  • タイヤの状態に気づきにくい

といった事情もあり、個人所有車よりもリスクが見えにくい傾向があります。

だからこそ、「スタッドレスだから安心」ではなく、「条件次第で止まれないこともある」という共通認識を持つことが重要です。

 

営業車で起こりやすい“冬道ならでは”のブレーキミス

雪道での事故原因として、メーカー各社が注意喚起しているのが急な操作です。

法人車両・営業車で特に起こりやすいのが、

  • 交差点手前での急ブレーキ
  • 信号変化に気づくのが遅れた際の強い踏み込み
  • 下り坂でのブレーキ多用
  • カーブ中での減速操作

ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が搭載されている車でも、制動距離そのものが短くなるわけではありません

ABSは「タイヤがロックするのを防ぐ」機能であり、滑りやすい路面では、止まるまでにより距離が必要になる場合もあります。

冬道で意識したいのは、

  • ブレーキを踏む前に減速する
  • アクセルを早めに戻す
  • エンジンブレーキを活用する

といった、止まる前の運転です。

営業車ほど、「ブレーキに頼らない運転」が安全性を高めます。

  

雪国地域の法人車両が注意すべき路面状況

地域特有の路面状況にも注意が必要です。

特に事故が起こりやすいのが、

  • 日中でも日陰になりやすい道路(特に南側に建物や林がある道路)
  • 橋の上や高架部分
  • トンネルの出入口
  • 交差点や横断歩道の手前

これらの場所は、見た目では分かりにくく、突然グリップを失うことがあります。

また、

  • 朝は凍結
  • 昼に一度溶ける
  • 夕方から再凍結

といったように、同じ道でも時間帯で状況が大きく変わるのが東北の冬道です。

日中の運転だけを基準にせず、帰社時や夕方以降の運転も想定した注意喚起が必要になります。

  

おわりに

冬道での事故防止は、ドライバー個人の注意や経験だけに頼るものではありません。

  • 雪道では制動距離が大きく伸びる
  • スタッドレスタイヤでも限界がある
  • 急な操作が事故につながりやすい

こうした基本情報を、会社として共有し、繰り返し伝えることが重要です。

営業車・法人車両は、事故が起きれば修理費用だけでなく、業務停止や信用低下といった影響も避けられません。

「少し早めに減速する」
「少し車間距離を空ける」

その小さな意識の積み重ねが、冬道の大きな事故を防ぎます。

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