川嶋印刷会社案内

川嶋印刷会社案内 page 3/16

電子ブックを開く

このページは 川嶋印刷会社案内 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
「平泉の『土器』を考える」■編年に役立つのか考古学者はまず、年代を明らかにすることを望みます。土器の形や組み合わせの変化を考えて年代を明らかにしたいと思う訳です。そのために編年というものを作ります。私....

「平泉の『土器』を考える」■編年に役立つのか考古学者はまず、年代を明らかにすることを望みます。土器の形や組み合わせの変化を考えて年代を明らかにしたいと思う訳です。そのために編年というものを作ります。私の研究から見れば平泉の土器の編年を考えていく上で土器の色は大変役立ちます。ある人は、土器の色はただ単に焼けた色そのままで、同じつくり方で焼いたらそうなるので、あまりたいした意味はないというかもしれません。しかし私はそうではなく、古代末期から中世初頭にかけての平泉の人々は、色彩感覚豊かに暮らしており、ある色に「正しい作法」を認識していたのではないかと想像しています。■視覚的効果を考える現代人の私たちは食器の色は食事をする時、大変意識するものです。おそらく平泉の人々もかなり意識的に使っていたと思います。また羽柴さんがご研究をされています土器の使用方法の想定(羽柴2001)に依りますと、柳之御所の初期の段階から、京都の儀礼方法が採られていたことが判ります。さらに、京都から土器作りの形や情報、さらには色の情報が伝わってきたと考えることも難しくありません。もし儀礼に「正しい」作法があるならば、きっと色についても作法があるのではないかとひそかに考えています。富山大学人文学部考古学研究室前川要氏講演「平泉文化フォーラム」より3