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【持続可能な社会の為の「用紙」選びとは?】川嶋印刷のクリップ Vol.11

2021.12.15

木材由来の紙

再生紙

環境に配慮した紙と言えば、「再生紙」という印象が強いのではないでしょうか。

再生紙は古紙を回収しリサイクルで作られた用紙。日本は古紙回収システムが整備されている事もあり利用率・回収率は世界的にも高く、古紙の主な使用用途は、ダンボール、板紙、新聞など様々に使われています。

一部の印刷用紙でも古紙が配合されてはいますが、古紙が1%でも混じっていれば「再生紙」と定義されるため、再生紙といっても配合率が様々な商品があります。

また、印刷用紙にリサイクルする際塩素で一度脱色をする必要があり、その部分で環境に負荷をかけているのでは、という声もあります。また塩素の影響で本来のパルプが短くなり、折り加工するパンフレットなどは、織り目がボソボソなりやすくなります。

価格は同等の用紙と同じ、その面では変え用紙となります。ですが、全ての商品で再生紙があるわけではないので、確認が必要です。

FSC森林認証紙

FSC®(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体です。

森林認証紙とは、適切に管理されていると認証された森林資源を活用した紙のことで、世界的な厳しい基準で審査された制度の下認証された用紙です。違法伐採・労働力搾取が無いなど、広くSDGsに寄与する用紙でもあります。

価格・品質ともFSC森林認証紙は同等の用紙と同じ、代替がとてもしやすい用紙と言えます。ですがFSC用紙は種類が増えてきましたが、特殊紙などでFSC用紙でないものもありますので確認が必要です。

木材以外の植物から作られた紙

一般紙と比べて価格が高めですが、環境だけでは無い社会的貢献度が高い用紙も多くあります。その一部をご紹介します。

竹は多年生植物で、竹林保全のためには間引きが必要です。 竹紙はこの間引きした竹を利用資源としてつくられる用紙です。 竹林の環境保全と材料が日本国内で調達できるというのも、注目されている理由です。

バナナ

今まで廃棄されるだけだったバナナの茎からとった「バナナ繊維」を原料とした用紙です。原材料はアフリカ、繊維をとる仕事のおかげで雇用を生み出している「フェアトレード」の用紙と言えます。

お米

食用に適さない古米、備蓄用のアルファ米で廃棄されてしまうもの、加工で発生する破砕米など食べられなくなってしまったお米を活用して作られた用紙です。原料は国内調達できフードロス問題にも寄与する用紙です。

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