「日の丸を背負い闘う」日本代表。日本代表の活躍は単なるスポーツ競技以上の意味を持ちます。
彼らの戦いぶりは、勝利や敗北だけでなく、国民の心にも大きな影響を与えます。彼らが世界と対峙する姿に我々も感動をもらい、日本全体がそのスポーツ一色になることもありますよね。
2023年のWBCにおける『侍ジャパン』の大活躍をはじめ日本代表には必ずと言っていいほど『○○ジャパン』のような愛称があります。
今回はそんな『○○ジャパン』の愛称について調べてみました!
- そもそも『○○ジャパン』の起源はあのスポーツ?
- 日本代表チーム愛称の先駆けは?
・『日の丸飛行隊』(スキージャンプ-1972年)
・『BRAVE BLOSSOMS(ブレイブ・ブロッサムズ)』(ラグビー-2003年)
・『なでしこジャパン』(女子サッカー-2004年) - 『○○ジャパン』集めてみた!
・夏季オリンピック競技など
・冬季オリンピック競技など
そもそも『○○ジャパン』の起源はあのスポーツ?
『○○ジャパン』が使用され始めたのは、1960年代のラグビー日本代表にて代表監督の苗字を頭につけた『**ジャパン』が始まりとされているようです。(諸説あり)
当時、早稲田大学ラグビー部の監督であった大西鐡之祐氏が日本代表監督を務める際に彼の苗字をとり日本代表が『大西ジャパン』と呼ばれたそうです。
大学ラグビー界で「監督名+大学」による呼称が一般的だったことから日本代表にもこの呼び方が用いられたとされています。(例:大西早稲田、北島明治など)
それが1990年代にサッカー日本代表に波及し、現在もほぼすべての団体球技に用いられています。
日本代表チーム愛称の先駆けは?
1960年ころから監督の名前を用いた「○○ジャパン」は使われ始めていたことがわかりました。
では、日本代表の愛称の起源はいったいどこからになるのでしょうか。
① 『日の丸飛行隊』(スキージャンプ-1972年~)
1972年の札幌オリンピックにてスキージャンプ競技の70m級(現在のノーマルヒル)にてメダルを独占した日本代表。メディアに命名されたそうです。
今日まで長きにわたり愛称として親しまれています。
②『BRAVE BLOSSOMS(ブレイブ・ブロッサムズ)』 (ラグビー-2003年~)
2003年のワールドカップにて地元オーストラリアのメディアから命名されたそうです。
前述の通り、現在も『○○ジャパン』と呼ばれることもあるようですが、ファーストユニフォームの左胸に『全開の桜3弁』を配置しており、『桜のジャージ』と呼ばれることからもこの愛称が来ています。
③『なでしこジャパン』(女子サッカー-2004年~)
愛称としての「**ジャパン」の先駆けとなったのはなでしこジャパンでしょう。採用のきっかけはJFAのスタッフの提案によるもので『愛称が広まれば女子サッカー発展につながる』というところから、公募により選ばれたそうです。2011年のFIFA女子ワールドカップにて優勝し、その年の新語・流行語大賞にて年間大賞を受賞しました。
このなでしこジャパン2011年のW杯優勝による社会現象を受けて、様々な競技に名前ではなくイメージの名称を付けた『**ジャパン』が浸透していきます。
『○○ジャパン』集めてみた!
日本代表の様々な愛称をまとめてみました。
① 夏季オリンピック競技など
▼ サッカー・フットサル ▼
・サッカー日本代表(男子)
『SAMURAI BLUE(サムライブルー)』2006年~
2006年のワールドカップ出場の際に使用。2010年までは『監督名+ジャパン』で呼ばれることが多かったそうです。
・フットサル日本代表(男女)
『SAMURAI5/なでしこ5』2012年~
日本サッカー協会により2012年に発表されました。
▼ ホッケー ▼
・ホッケー日本代表(男子)
『サムライJAPAN(サムライジャパン)』2008年~
2008年の北京オリンピック最終予選出場を機に制定。当初のサムライはひらがな表記でした。
・ホッケー日本代表(女子)
『さくらJAPAN(さくらジャパン)』2008年~
2008年の北京オリンピック出場を機に公募にて決定されました。
▼ バレーボール ▼
・バレーボール日本代表(男子)
『龍神NIPPON』2009年~
2009年に公募で決定。由来として『天空を自由に駆け巡る龍神は強さと気高さの象徴。世界の頂点を目指し闘ってほしい』という願いが込められています。
・ バレーボール 日本代表(女子)
『火の鳥NIPPON』 2009年~
2009年に公募で決定。株式会社手塚プロダクションとの契約にて手塚治虫氏の漫画「火の鳥」のキャラクターをロゴマークに使用されています。
▼ ハンドボール ▼
・ハンドボール日本代表(男子)
『彗星JAPAN(彗星ジャパン)』2018年~
2018年に公募にて決定。以前の名称は「ムササビジャパン」でした。
・ハンドボール日本代表(女子)
『おりひめJAPAN(おりひめジャパン)』2013年~
2013年に公募で決定。以前の名称はレインボージャパンでした。
▼ プール競技等 ▼
・競泳日本代表
『TOBIUO JAPAN(トビウオジャパン)』2009年~
2009年に決定。由来は「フジヤマのトビウオ」と称された古橋廣之進氏によるものだそうです。
・水球日本代表(男女)
『ポセイドンジャパン』2011年~
ギリシャ神話の海の神ポセイドンに由来しています。
・アーティスティックスイミング日本代表
『マーメイドジャパン』2010年~
正式に日本水泳連盟に採用されたのは2010年ですが、テレビ朝日によってイメージアップのために命名されたのは2006,7年頃です。
▼ その他 ▼
・陸上短距離リレーチーム日本代表(男女)
『韋駄天スプリンターズ/椿スプリンターズ』2014年~
2014年に公募により決定されました。
・野球日本代表(男女)
『侍JAPAN(SAMURAI JAPAN)』2009年~
2009年のワールドベースボールクラシック(WBC)の日本代表監督就任会見にて発表されました。当時の監督は巨人で監督も務めた原辰徳氏です。
・セパタクロー日本代表(男子)
『猿飛JAPAN』2018年~
2018年に公募により決定。空中の格闘技と称されることが由来だそうです。
・バドミントン日本代表(共通)
『BIRD JAPAN(バード・ジャパン)』2019年~
2019年に決定。日本バドミントン協会のオフィシャルファンクラブも「BIRD MENBERS」です。
・新体操日本代表
『フェアリージャパンPOLA』2007年~
2007年に化粧品メーカーのポーラとスポンサー契約を結んだことにより命名されました。
② 冬季オリンピック競技など
・ボブスレー日本代表
『DANGANジャパン』2013年~
一般公募により決定。選手たちが力をあわせてそりを押し、スピードを上げるため体を屈めてそりと一体になり滑走している姿は、まさに「弾丸/DANGAN」のようであることから名づけられました。
・アイスホッケー日本代表(女子)
『スマイルジャパン』2013年~
2013年に決定された。ソチ五輪を前に行き詰った代表選手たちを当時カナダから招いていたカーラ・マクラウド コーチの「どんな時も笑顔でいましょう」という言葉に力を得た選手たちによってえらばれたそうです。
いかがでしたか?今回紹介できなかった他の競技にも様々な愛称があり、日々二の丸を背負って戦っています。日本代表チームの愛称は、スポーツ競技に留まらず、国民の心にも大きな影響を与えます。
「○○ジャパン」の名は、彼らの熱意と努力を称えるものであり、日本スポーツの誇りを示します。
今年開催されるパリ五輪ではどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか。
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