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【お箸で食べるソフトクリーム】
今も愛され続ける花巻のソウルフード
「マルカンソフト」

2025.8.6

川嶋印刷の営業所がある岩手県花巻市の商店街に立地する「マルカンビル大食堂」。

数あるメニューの中で絶対的人気を誇るのが、名物でもある通称「マルカンソフト」です。

高さ約25センチ・10段巻きという圧巻のビジュアルと「お箸で食べるソフトクリーム」としてその独特な食べ方がテレビ番組など数多くのメディアで紹介され、全国的に知られる存在になりました。

今回は「地元再発見」をテーマに、花巻東高校時代の大谷翔平選手や菊池雄星選手も通ったと言われる大食堂の看板メニュー「マルカンソフト」の魅力に迫ります。

  1. 昭和レトロな雰囲気がそのまま残る「マルカンビル大食堂」
  2. インパクト抜群のビジュアルとお箸で食べるその理由
  3. まとめ

昭和レトロな雰囲気がそのまま残る「マルカンビル大食堂」

マルカンソフトが食べられるマルカンビル大食堂は、花巻市上町商店街にあるマルカンビルの6階にあり、市内の街並みを一望できるロケーションと席数550席という広さが自慢です。

マルカンビルは1973年に「マルカン百貨店」として開業、多くの利用者で賑わいましたが、時代の流れと建物の老朽化に伴い2016年6月に惜しまれながら閉店、43年の歴史に幕を下ろしました。

しかし、大食堂をこよなく愛する地元の高校生たちによる署名活動をきっかけに多くの市民やファンからの応援を受け、閉店からわずか8ヶ月後の2017年2月に「マルカンビル大食堂」として復活、味はもちろん内装や食器など、百貨店創業当時からの昭和レトロな雰囲気をそのまま継承しています。

再オープン後も毎日大勢の利用者で賑わう、老若男女問わず幅広い年代から愛されている食堂です。

岩手が誇るメジャーリーガー・大谷翔平選手と菊池雄星選手の母校である花巻東高校野球部がこの大食堂でたびたび祝勝会を行なっていたこともあり、両選手も高校時代に通っていたと言われています。

また、名物のソフトクリーム以外にも、ピリ辛あんかけ「マルカンラーメン」、ナポリタン&とんかつ&サラダがワンプレートになっている「ナポリかつ」などのメニューも人気で、元デパートの大食堂らしく和洋中100種類以上の豊富なメニューが魅力の、今では数少ない形態の大食堂です。

 

 

インパクト抜群のビジュアルとお箸で食べるその理由

多い時は1日で1200食を販売したこともあるいうマルカンソフトですが、まずは「10段巻き・高さ25センチ」というインパクト抜群の見た目に驚かれる方が多いと思います。

そしてさらに驚きなのが、その食べ方。
最初にも触れましたが、地元の方はこの巨大ソフトクリームを一般的なスプーンではなく「お箸」を使って食べ、その独特なスタイルは「花巻流」と呼ばれます。

これほどの大きさになると、普通に舐める食べ方だと食べ終わる前に溶けてしまう可能性もあり、また、スプーンだとバランスが崩れクリーム部分が倒壊してしまう恐れがあります。

いつ誰が始めたのかその起源は定かではありませんが、備え付けの割り箸を使って下からすくうように食べる方法が、一番合理的な食べ方として次第に定着していったのかも知れません。

そのマルカンソフトの実物を目にした瞬間、あまりにも大きなフォルムに「完食できるだろうか・・・」とたじろいでしまう方もいらっしゃるかも知れません。

ですが実際食べ始めると、優しい甘さと滑らかな口どけで、思いのほかさっぱりとしていてスムーズに食べ進めることができます。

また10段巻きのクリームの中は空洞になっており、見た目ほどの量は感じられないかも知れません。
それでも「1人1個は大変そうだから数人でシェアしたい」という方のための食べ方として、お水を飲む用のコップを逆さにしてクリーム部分に被せ、お箸でクリームをカットしてひっくり返すという、通な食べ方もあるんだとか。

また、マルカンソフトをお目当てに訪れる方の中には「10段巻きのシーンを生で見てみたい」という方も多くいらっしゃるようです。

マルカンソフトと言えば、その見た目と特徴的な食べ方が話題になりますが、この10段巻きを綺麗に作り出すテクニックを持つ従業員の方と、高さ25センチのソフトクリームを、倒すことなく一度に何個も運んでいる店員さんたちの熟練の技によって、日々多くの「笑顔」が生み出されていると言っても過言ではないかも知れません。

 

まとめ

マルカンビル大食堂は、百貨店創業当時からの味、内装、食器、雰囲気を「可能な限りそのまま残す」をコンセプトに復活、運営されています。

今はもう製造されていない「箸入れ」や店内の雰囲気をはじめ昭和を知る人には懐かしく、若い方には新鮮に感じられ、「訪れるすべての人を笑顔にしてくれるかけがえのない場所」として、これからも愛される存在であり続けることでしょう。

古き良き伝統を守るだけでなくさまざまな試みが計画されているようですので、期待したいですね!

  

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