ユポ紙が使われている例
・ポスター(雨風に強い!)
・案内板
・紙袋(表面にPPというビニール貼り加工をしなくても丈夫)
・タペストリー
・地図、ハザードマップ(登山用地図に最適。雨にも強く、泥がついても洗える) など。
ユポ紙は、オフセット印刷、オンデマンド印刷、インクジェット印刷など、色々な印刷機で印刷する事ができるのも嬉しいところ。
印刷適正が高い事、薄くて柔らかくて紙みたいなので、「紙」の表記が使われているのだと思います。
原料がパルプではない為古紙としてリサイクルはできません。廃棄する時は可燃ごみとなります。
ですが、ユポの特性を活かすと一般の紙よりも長持ちするのでその点ではエコともいえます。
色々な工夫ができそうですね。
そもそも「紙」の定義とは?
では紙とはなんなのでしょうか。
JIS規格によれば、紙とは「植物の繊維をほぐして水の中でばらしてから薄くすいて乾燥させたもの」とあります。
ですから、原材料がフィルムのユポ紙は正確には紙とは言われないのですね。
因みに最古の紙とも言われる「パピルス」は、パピルスという植物の茎を薄く削いで格子状に重ね、強く上から叩いて乾燥させたもの。「すく」という工程がないので、紙ではないのだそうです。
印刷会社の社員だからか、変わった紙はストックしてしまう収集癖があります。そして、やたら紙を触りがちです。今後も特徴ある紙の特性についてお伝えしたいと思います。